問題。

1.『筋肉の働きは?』

2.下のイラストでおかしいところはどこでしょうか?

筋肉のイメージ1

 

今日は挨拶もなしにいきなりはじまりましたが
答えられますか?

 

こんにちわ。
身体と動きに『軸をつくる』ボディワークスタジオ BASE Conditioning Laboの山辺です。

年度始めの今日は
体を動かすときのめちゃくちゃ大事な要素のひとつ
『筋肉』について小学生にもわかるように解説していきたいと思います。

最初の質問『筋肉の働きは?』
専門書には色々書いてありますが、
覚えておいていただきたい
筋肉の働きは『縮むこと』です。

『縮むことで筋肉の長さが短くなる』
と覚えておいてください。

ちょうどこんな感じですね。

筋肉モデル

とにかく筋肉は力を入れた時に
『縮んでるんだな。』
とイメージしてみてください。

さらに、筋肉の両端にはほとんどの場合
『骨』が着いているので
その骨同士を近づける事になります。

繰り返しになりますが
筋肉の働きは、短く『縮む』事です。

そして
『縮む事で、その筋肉のひっついている骨を動かす事
これが本来の筋肉の目的です。

 

今日の最初の2つ目の質問にあった、
このイラストの間違っているところは
筋肉のイメージ1

筋肉の両端が一つの骨の付いているというところです。

これではたとえ筋肉が縮んだとしても、
骨はまったく動くことはありません。

ですので筋肉は必ず二つ以上の
骨に着く事になります。

 

上腕二頭筋モデル
こんな感じですね。

ちなみに筋肉が骨に付着するところを
解剖学的には『起始』『停止』と呼びます。

筋肉が縮んだ時
動いていない方の付着部を『起始』と呼び
動いている方を『停止』と呼ぶことが多いです。
もしくは体幹部、骨盤に近い方を『起始』
反対側を『停止』と呼ぶこともありますが
今回の話の中ではあまり必要ないです。

 

この『起始』『停止』という概念が理解できると
ストレッチや筋トレの理解が恐ろしく飛躍します。

 
要するに『起始』と『停止』を離していくのが『ストレッチ』

起始』と『停止』を近づけるように負荷をかけるのが『筋トレ』になります。

 

ここまで来て言うのもアレなのですが
今からが本題です 😉

 

少し思い出していただきたいのですが
そもそも何の話をしていたんでしょうか?

 

これですよね

外転中心

 

覚えていましたか?
題名にもあるように『外から動かすからブレる』ってヤツです。
軸の話をしていたんです。

ここに今日の
『筋肉が縮む事で骨が動く』
という部分を加えてみましょう。

少しだけイラストに手を加えて
本来の姿に近ずけている部分もありますが
基本的には同じです。

三角筋実は、これは腕を体の横から上げていく動きで
『三角筋』という肩の筋肉が作用します。

このイラストを見て前回の内容をちゃんと読んでくださっている方、
物理センスのある方は『こんなん絶対無理やん!』となるはずです。

 

左の絵の三角筋の停止部だけを拡大してみます。

 

三角筋停止

斜め上に向かってについているのが分かりますか?

これを物理的に考えていきましょう。

 

三角筋停止角度

『ベクトル』というのを思い出してくださいね。
こんな感じの覚えてますか?

もしこの三角筋が引っ張る方向が
上腕骨軸から30度方向だったとします。

 

 

 

 

これを2方向の力に分解してみたいと思います。
そうすると上腕骨(腕)を横に引っ張る力と
上に持ち上げる力とに分解するとができます。

 

 

力の分解

なんかこの辺から嫌になってきた方!
頑張ってください!

三角筋(deltoid)の引っ張る力(Force)の方向を『Fd』
三角筋の垂直方向(Vertival)の力『Fv』
三角筋の水平方向(Horizontal)の力『Fh』
で表しています。

ここからベクトルと切っても切れない概念。
中学の時は本当に嫌いでした。

はいこちら!

14594818981290

『三角関数』です。
「こんなん社会に出たら絶対使わんやろ!」なんて
社会の「し」の字も知らない頃に
自分が勉強したくないい言い訳として皆んなが使ったであろうあのセリフ。

 
社会人になった今。
サインもコサインもルートも出てきます。

こうやって計算をすると、

三角筋計算

三角筋が縮むことで産まれる力の
約90パーセントの力で上に引き上げる力
肩甲骨の受け皿から上腕骨を外してしまうような力になる訳です。
横に引っ張る力が肩関節の外転運動に使われる主たる力なのですが
これは三角筋の縮む力の50パーセントしか使われません。

ここで

「90(パーセント)+50(パーセント)で140パーセントになり
元の力を超えるやん!」

となりそうなのですが
そうはなりません。
必要ならこれはまた別の機会で説明しましょう。

では、

なぜ、私たちが腕を挙げようとした時に
上腕骨が上に外れてしまわずに
ちゃんと回転軸を保つ事ができるのでしょうか?

これがインナーマッスルなんですね。
それはまた次回にして
そろそろ今回の分は終わっておきます。