vol.5『外から動かすから軸がぶれる・前編』

こんにちわ。
体と動きに『軸をつくる』ボディワークスタジオ BASE Conditioning Laboの山辺です。

 

今日は軸がぶれる原因のひとつ

『外から動かすからブレる!』

について、
肩を例に挙げて見てきたいと思います。
同時に『vol.3』で少し出てきた
大きな力を生み出すアウターマッスル
は何となくイメージしてもらえると思いますが
『動的な安定性に重要な役割を持つインナーマッスル』
と言われてもさっぱりだと思います。

 

特に

『動的な安定性』

という部分について
の理解も深めてもらえるように書いていきたいともいます。

 

基本『小学生でも分かるように!』
というのがモットーなので
回りくどく感じる方もいらっしゃると思いますが
どうぞ宜しくお願い致します。

スクリーンショット 2016-03-31 10.22.52

 

人間の身体を動かすときに必要なものが
筋骨格系という『構造的』なものだけでなく
脳や脊髄神経といった

『神経系』

『運動学習』

『運動プログラム』

といったものも、
必要な要素なので
軸がぶれる原因を一つに限定する事は出来ません。

そこで今回は構造的(筋骨格)な視点のみに絞って
話を進めていきたいと思います。

 

いきなり全身で話をすると
イメージしにくいところもあるので
先ほども書いたように『肩』で話していきたいと思います。

 

まずは、実際動いているところを見てみてください。

ただの『腕を動かす』という運動ですが
イメージしていたとおりでしょうか?
それともイメージと違ったでしょうか?

見ていただいた通り
腕を動かすときに
腕だけでなく
肩甲骨や鎖骨も一緒に動いているのが
分かると思います。

肩関節

こう見るとややこしいですが、
『肩関節』というのは
『上腕骨』
『肩甲骨』
『鎖骨』
という3つの骨で構成され
『胸鎖関節』
『肩鎖関節』
『肩甲上腕関節』
『肩甲胸郭関節』
という4つの動くところ(関節)があるよ!

と頭の片隅に入れておいてください。

 

今は『肩甲上腕関節』という部分だけ見てみてください。

肩甲上腕関節上腕骨側が丸くなっているのがわかると思います。

一方、肩甲骨側の方は
このイラストでは分かりにくいですが
上腕骨の関節面とちゃんと適合するために
少しだけ窪んでいます。

ちょうど受け皿のようになっているわけです。

 

この肩甲骨にある受け皿の上で
上腕骨がころころ転がりながら
腕が動かされていきます。

 

時間のある方、しっかり勉強したい方は
その辺に注目しながら
もう一度動画を見直してみてください。

外転モデル

 

受け皿の中で回っているでしょ!
そうです回っているんです。

この受け皿から
外れないように上腕骨を
動かさないといけないわけです。

受け皿から外れないように
上腕骨を動かす一番簡単方法は

外転中心

回転の中心(緑の点)に当たる
場所に釘か何かを打って
回転の中心を動かないように固定してしまうことです。

要するにこれが回転運動における
『中心軸』となるわけです。

この中心軸が動かなければ
どれだけ腕を振り回そうが
受け皿から上腕が外れることはありません。

でも、そうしてしまうと
この絵の方向にのみの運動になり
例えば前後方向に腕を振るような動きであったり
腕を捻るような動きは全く出来なくなってしまいます。

後編へ続く。。

 

 

 

vol.4『軸ってどこにあるの?』

こんにちわ!
体と動きに『軸をつくる』ボディワークスタジオ BASE Conditioning Laboの山辺です。
全国選抜ウサギ島へ行っていたので

軸って何?

という話が完全にお休み状態でした。

いきなりですが『軸』というのは何か?
ここまで来て、こう言うとあれなのですが
要するに『線』の事です。
その線を中心に体が回ったり(回転軸、中心軸)
動いたりするわけです。

例えば、
立ち姿勢が悪い人に『もっと軸を感じなさい!』と言う場合が多い事と
すべての人間には垂直方向に重力がかかっていて
その重力に対抗するための姿勢や軸が語られる事が多いので
『軸』といえば垂直軸を思う事が多いですが
野球のバッターやゴルフ、フィギュアスケートにおけるスピンしながらのジャンプ
はその中心軸や回転軸は傾いています。

ですのでこの軸というのは

『あらゆる方向を取りうる』

と言う事を当たり前ではありますが覚えておいてください。

今日はそこから少しだけ話を進めまして
『なぜ軸がブレるのか?』と言う事のさわりだけ。。

 

それはそもそも身体の中に軸なんてないからです。

例えばベストキッドの有名なシーンで
師匠ミヤギがダニエルさんに
身体の軸と腕の脱力をイメージさせるのに使ったのが
『でんでん太鼓』

アレには硬い棒があるので
それを軸に回す事が出来ます。

コマも同じですね。

もしこの中心を貫く『棒』(軸)が歪んだり曲がったりすると
安定せず暴れまわる事になります。

要するに、僕たち人間の身体の中には
曲がったり歪んだりする事のない
硬い棒(軸)がないからブレると言う事になります。

本当にブレない安定した身体にしたければ
『木』のように
一つの硬いもので身体を構成してしまったらいいのですが
そうすると何もできません。

できると言ったら『光合成』くらいでしょうか??

動くためには動く箇所を作る必要があり
その分だけ『部品』の数が増えてしまいます。

そしてその部品が増えれば増えるほど
軸もぶれやすくなります。

ちなみに人間の身体を支える『骨』は全身で
200以上あると言われています。

さらに、その『骨』『関節』を動かしたり
支えたりするのに必要な筋肉の数が600以上って考えると気が遠くなります。

これが『動く』んです。

投げたり、走ったり、跳んだりしたりしてしまう訳です。

そう考えるとすごい事が『身体を動かす』という中で
行われているんですね。それも無意識のうちに。

 

さらに人間の身体は軸がぶれやすい
運動様式(?)構造(?)をとっているのですが
これは次回にしたいと思います。

 

 

 

そもそも軸って何?vol.3

こんにちわ。体と動きに軸をつくるボディワークスタジオBASE Conditioning Laboの山辺です。

最近自分で考えた『ボディワークスタジオBASE Conditioning Labo』という屋号が長すぎて若干後悔しています。

ご予約の電話を頂いたときに
『お電話ありがとうございますボディワークスタジオベースコンディショニングラボでございます。』

まぁ慣れてない人なら噛みますね。。
これを読んでくださっている皆様。
試しにスマホの画面から目を離し、空で言ってみてください。

噛まずに言えましたか?
どうでしょうか?
領収書をお願いするときなんてすごく申し訳ない気分になります。
なので新しいお店の方は『ウール』と短めにしてみました。

では、

『軸』について書いていきたいと思います。

 

前回は今の所『軸』を安定させるという目的のために真っ先に思いつくもの
『体幹トレーニング』
『コアトレーニング』と言われることもありますが基本的には同じものです。

この体幹トレーニングで「結果の出る場合とでない場合があるんですよ!」
というのが前回の内容でした。
実はこれと同じような事が『インナーマッスル』と『アウターマッスル』でも起きているんです。

いち時期、
『インナーマッスル』のトレーニングというのが流行った時期があります。
(今でもこれは超大事です。流行りに流されないようにしてくださいね‼︎)
このときによく受けた質問が
「インナーマッスルが大事って聞いたんですけど
アウターマッスルを大きくせずに
インナーマッスルを大きくするためにはどうしたらいいですか?」
という類のものです。

この時期は雑誌やテレビなどでも
『アウターマッスルを鍛えるのは悪!』
と勘違いしてしまうほどの記事を多く目にしたので
それまでの普通の筋トレをしていた人は
『今までしていたことは間違いだったのか!』
と思い、さっきみたいな疑問が湧いてくるもの当然だと思います。

体幹と四肢との関係と同じで、
この場合、四肢がアウターマッスルに相当し、
体幹がインナーマッスルに相当します。

どういう意味かというと
『四肢の能力を最大限使えるためにあるのが体幹』
ということになりますので、これを置き換えて
『アウターマッスルの能力を最大限引き出すためにあるのがインナーマッスル』ということになります。

もう少し専門的に言うと
『大きな力を生み出す為のアウターマッスル』
『動的な関節支持の為のインナーマッスル』
という事になります。

分かりにくいですよね。すみません。。。。
あくまで大事なのは両方のバランスです。

これ以上説明すると『軸』というテーマから完全に外れてしまうので
この辺で一旦やめておきます。

というわけで久々に
『軸がぶれてるとか言うけど、そもそも軸って何?』という内容に戻ってみましょう。

まず、わけがわからない時は昔の人に学ぶのが一番!
金八先生方式です。
という事で軸という漢字を含む単語をかたっぱしから集めてみて
共通項をあぶり出してみたいと思います。

まず誰もが真っ先に思いつくのが、生活に一番身近なものであるこちら。
『X軸』『Y軸』『Z軸』

まぁこれは鉄板でしょう。

他には『対象軸』『軸受』『回転軸』『掛け軸』『中心軸』『軸圧』『地軸』
とりあえずこんなところでしょうか。。

こうやってみてみると何か見えてきそうです。

今の所思いつくのは
『細長い何か』
僕はそんな気がします。

次回はちゃんとこの辺を掘り下げてみたいと思います。

名取高校男子新体操部

こんにちわ。
軸をつくるボディワークスタジオ BASE Conditioning Laboの山辺です。
「軸って何?」の続きを少しお休みさせてもらって報告をひとつ。

今日はスタジオの方をお休みさせていただいて、長野まで全国高校新体操選抜大会に宮城県名取高校男子新体操部のサポートに来てます。

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会場の真島総合スポーツアリーナは、どうも1998年の長野オリンピックで使われたところみたいです。

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こうやってこのマークを見ると何か感慨深いですね。

明日から試合なので、悔いの無いように思う存分演技が出来るように全力でサポートしてきます。

そもそも軸って何?(体幹編その2)

こんにちわ。
軸をつくるボディワークスタジオBASE Conditioning Laboの山辺です。

なんと2日続けての投稿です!!
頑張っている自分を褒めてあげたいです。
何より褒められて伸びる方なので「いいね」や「コメント」もありがたいですが直接会ったときに「頑張ってるね」って行ってあげてください!

いつもより1セット多い目で指導させて頂きます🎵

昨日(前回ではなくて「昨日」と書けるのが嬉しいんです。)は「体幹トレーニングについての誤解されてる部分があるんだよ!」って話で終わりました。

「体幹トレーニングをしてもパフォーマンスの向上が見られなかった」という研究結果を解説しながら、その「誤解」を解いていきたいと思います。

最近は「バランス」が悪い。「軸がぶれてる」と言えば猫も杓子も「体幹トレーニング」と言う風潮が見られます。

ですので全身運動における「体幹部」の役割をまずは理解してください。

分かりやすいようにボクシングの「パンチ」をイメージしてみましょう。

相手を殴る部分はあくまでも腕の先端にある「拳」です。
そしてその動きは「腕を伸ばす」という動きになります。
なので「腕の力」「肩の力」はまず何よりも必要になります。

ただ、腕を伸ばすだけの動きでは全く力を生み出すことが出来ないのは誰が考えてもわかります。

その為に腰を捻る力を腕に伝える訳ですが、腰を捻るために「足で床を蹴る」必要があります。

これは、今のところ単純に「脚力」だと考えて下さい。

要するに「脚」の力を「腕」に伝えて相手を殴る訳です。

この「脚」と「腕」を繋げるのが「体幹」になります。

「腕」と「脚」を専門的には「四肢」と言います。
ですから今回はもっとシンプルに理解するためにかなり暴力的ではありますが、「パンチ」は「四肢」と「体幹」の2つの部分で起こる動きだと考えて下さい(専門家の皆さん、ごめんなさい(*^^*))

さてここからは簡単な算数のお勉強です。

四肢の能力が「100」だったとしましょう。

一方で「体幹」の能力が50だったとします。

そうすると四肢の「100」の能力はそれを繋げる「体幹」で50失われる事になるので最終的に相手に伝わる力が「50」になる訳です。

このタイプの人は正しく「体幹」を鍛えると、単純に「四肢」の持ってる能力の「100」まではパンチ力が上がることになります。

この人がさらに正しく「体幹」を鍛えていき、体幹の能力が100、110、120、500、1000000000と上がっていったとします。

もう分かりますね!

もともとパンチの主役である「四肢」の能力は「100」なので、例えプランクが3時間出来るようになったとしても、四肢の能力以上はパフォーマンスとしては活かされなくなります。

だから全身の筋バランスをみて単純に「パンチ力」低い場合、体幹を鍛え上がる人もいれば変わらない人もいると言うわけです。

「ボディメイク」や「引き締め」であれば体幹部の筋肉を鍛える事が目的になることがありますが、
サッカーでもゴルフ、ダンス、何にしても、こと「全身運動」においては「体幹」はあくまでも「腕」や「脚」を自由にするためにあってそれ自体が目的ではない事が多いです。

イメージしていた「体幹」と違いましたか?どうでしょうか。

もし違ったという方が少しでも、
「あぁ、なるほどな!」って思っていただければ幸いです。

そもそも軸って何?「体幹編」

こんにちわ。
軸をつくるボディワークスタジオBASE Conditioning Laboの山辺です。

前回は「軸」「体幹」「バランス」の話に少し触れたところで力尽きました。

と言うか「いつも長すぎるので細かく割って短くしないと読まない!」
というクレームを身近な方から言われたのも一因です!

今回も少しずつ進めていきたいと思います。

目標としては、

このblogを読み進めるほどに
より「軸」と言うものが良く分からなくなってきた!

となって貰えれば僕としては成功かなって思います。

その上で、回りの人が

「軸がぶれてるよ!」

的な事を言ったときに、心の中で

「じゃあ、その軸を安定させるために何をしたらいいの?
てかそもそも軸って何か説明できるん?」

みたいに思ってくれるようになっていれば万々歳です。

そうなれば、ここを読む前よりは「軸」についての知識が身に付いた証ですし、晴れてこっちの世界の方(変態とか屁理屈野郎の仲間入り)です。

1度ゆっくり飲みましょう!

一昔前ではあまり考えられなかったことですが、多くの方が「体幹」という言葉を知ってくれています。

これは本当に指導をする上で助かっていますがその一方で、あまりにも「拡大解釈」され過ぎているようにも思います。

そのひとつの例が

アメリカのサッカーチームで「体幹トレーニング」をしてもパフォーマンス、バランスが上がらなかったという研究結果があるんです。

これについては以前読んだ文献で引用元を忘れてしまい、ここにあげられないのが無責任すぎるのですがまた見つけ次第アップします。

これはどういう事かと言うと、、、
そこは次と言うことで。

気付けば10000人!

こんにちわ。
『軸をつくる』ボディワークスタジオ ベースコンディショニングラボの山辺です。

ラボがオープンして今年で7年。

先日、今までの記録を見直していました。
すると自分でもびっくりしたのですがこんな事になっていました‼︎

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なんと今まで見させていただいたダンサーさんがのべで10000人を越えてました!!

本当にありがとうございます。

軸をつくる?

こんにちわ。「軸をつくる」ボディワークスタジオBASE Conditioning Laboの山辺です。
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今日、2件ほど全く別のシチュエーションで

「私のからだの軸がぶれてる!」

「これって軸がぶれてる?」

という感じで、からだの「軸」について聞かれ、「軸」について僕なりの話をする場面がありました。

僕のスタジオが「軸をつくる」という事を目的にしているので毎日と言えば毎日なのですが今日は全く新しい方に立て続けに聞かれたので少し「軸」について思うところをお話しさせてもらいました。

今日はその時話した内容のひとつ

「そもそも軸ってなんなの?」

ってことをさわりの部分だけ書いてみたいと思います。

「軸が安定しなくて困ってるんです」

のように、自分で使う割にはよく分からっている便利な言葉「軸」

 

ダンスにせよ、ゴルフにせよ、野球にせよ、サッカーにせよ何かと言われる「軸」これについて分かりやすく説明出来る人って何れくらいいるのでしょうか?

使う分には簡単な言葉です。

スポーツの解説なんかでは

「軸がぶれないですねー!」

「○○選手はとにかく軸がしっかりしてますからね!」

誰かに教えたり教えられたりする時も

「軸がぶれてる」

「軸をもっと安定させて!」

みたいな感じで言ったり、言われたりした経験はこのblogを見てくださっている方ではまず間違いなくあると思います!

 

似たような言葉で「バランス」という言葉がありますが同じ意味なんでしょうか?

同じような気もするし違うような気もしますよね。

 

最近では、この「バランス」という言葉とほぼ同じ意味合いで使われる言葉に「体幹」と言うものもありますね。

 

バランスが悪い人=「体幹」が弱いみたいな感じです。それぞれ似たようなニュアンスを感じますがどう思われますか??

 

改めて言われると何か違うような、でも説明できない「もどかしさ」がありますよね。この辺を掘り下げて書こうと思ったのですが前振りだけで長くなったので、また次回にしましょう